気持ちを切り替える。

３月１１日以来・・・不安な日々が続いています。
幸い、長野県は今のところ、停電や断水などの影響もなく、
普段通りの生活を送ることができています。
私たちもよく出かけるお隣の山梨県では、
こちらよりも地震の影響が大きく、
地震時の停電の被害、そして今なお計画停電などで
生活に支障のでているエリアも多いようです。
毎日、テレビから流れてくる悲惨な映像、
そして、原発事故の不安・・・。
前向きに！とわかってはいても・・・
なかなか体が動かずにいたここ数日でした。

そんな中、昨日、
「急ですが、本日の宿泊はできますか？」
というお電話がありました。
こんな時期ですから、ほとんどの予約がキャンセルになり、
お客様をお迎えできる状態にありませんでした。
その旨をお伝えしたところ、
「こんな時ですから、多くを望んでいるわけではないんです。
ただ、以前に一度伺ったときに、そちらの雰囲気が気に入ったものですから・・・」
というお言葉をいただきました。
本当に申し訳なかったのですが、今回はお断りさせていただきました。
でも、電話のあとに母と話しました。深く深く・・・反省しました。
こんなときだからこそ、もしかしたら、いつでもお迎えできるようにしなくては
いけないのかもしれないね・・・と。
いつも通りのことはできないかもしれない。
でも、今、出来るせいいっぱいのおもてなしをすることは可能だったはず。
気持ちがどうしても落ち込んでいて、
精神的にお迎えできないような感じでした。
こんなときだから・・・という考えもあります。
でもまた、こんなときだからこそ・・・という考えもあります。
そのことも、たまたま昨日お電話いただいた大切な方と語り合いました。
レストランと宿泊業、業種は違いますが、
お客様をお迎えするという意味では、気持ちは同じです。
不安でぶれぶれになってしまう感情がシンクロしてしまって、
泣きながらいろんなことを話しました。
いっぱい話して、感情をはき出して・・・
私たちは今自分たちにできることをやるだけだねって。
実はきっとそういうシンプルなことなんだねっていう気持ちになれました。
確かに、今は日本全国、旅行に行くことなど考えている場合ではないという雰囲気ですね。
私たちもずっとそう思っていました。
でも、こんなときだからこそ・・・気持ちをちょっと切り替えたり
違う景色を見て心を落ち着かせたいと思う方もいるのかもしれません。
お客様に教えていただいたような気がします。
昨日お電話いただいたお客様、見ていてくださるといいなぁと思いつつ・・・。
申し訳なかったと同時に本当にどうもありがとうございました。
今日からは私たちも気持ちを切り替えて！
いつでもお客様をお迎えできるように、いつもの生活に戻ります。
来てくださったお客様へ今までと同じようにおもてなしできるようにがんばります。
いつも赤煉瓦のことを思ってくださるお客様たちがほっとできる場所でありつづけたいと思います。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします！！

感情のままに書いてしまったまとまりのない文章です。
言葉の足りない部分、適切でない表現もあるかもしれないことをお許しください。

最後に・・・皆さんにご心配いただいている我が家のわんこたちですが。
おかげさまで、みんな元気にしております。
ただ、やはり一番ナーバスになっているのは福ちゃんのようで、
普段はぐっすり寝ているのに、夜中に悲しそうな遠吠えをしたりしています。
文ちゃん、リュウちゃん、ななちゃんはいつもどおり。
むしろ、ママたちがいつもより一緒にいてくれて嬉しい～♪ぐらいの感じで、
ごきげんです。それってどうなの？って思うところもありますが、
ストレスで体調を崩したりしてしまうよりはずっといいですよね。
私たちの不安はきっとわんこたちも敏感に感じてしまうのだと思います。
だから、この子たちのためにも、私たちは気持ちだけでも前向きに！
元気でいることが一番だと肝に銘じています。
被災地の方々や動物たちはもちろんのこと、
まだまだ余震の続く地域の皆様、そしてわんちゃんたち。
一日も早く心穏やかで暮らせる日がきますようにと願うばかりです。