2011年 06月 16日
ありがとうございました
6月10日の明け方、文ちゃんは作ちゃんのところに旅立っていきました。
すごくすごく、がんばりました。
お顔はとっても穏やかで、まるで眠っているようでした。
最後はゆっくり見送ってあげたくて。
2日間はお家に戻ってきて、家族と過ごしました。
そして12日の日曜日。
みんなで作ちゃんのところに行く文ちゃんを見送りました。

たくさんのお客様から応援してるから!っていうメッセージをいただきました。
心配していただき、本当に嬉しく思いました。
文ちゃんも、本当に感謝していたと思います。
どうもありがとうございました。

一番元気で、この子は20歳くらいまで生きるんじゃない?なんて、
よく笑って話していたものですから、なんだかまだ信じられない気持ちです。
最初にちょっと調子が悪いかも?といって病院に行ってから約10日間。
ほんのわずかの可能性に賭けて透析治療を始めて1週間でした。
お家で看取ってあげられなかったこと、それだけは悔いが残りますし、
文ちゃんごめんね・・・という気持ちでいっぱいなのですが、
もしあのとき、お家に連れて帰っていたら、もしかしたら治っていたかもしれない・・・と
それはそれで後悔していたと思います。
毎日、病院に行く度に、連れて帰りたい思いにかられ、
母と泣きながら病院を後にしたものでした。
私たちももちろんつらかったけれど、文ちゃんはもっと大変だったはずで、
それでも、文ちゃんがその間がんばってくれたのは、
私たちに心の準備をさせるためだったのかな・・・と思います。

作ちゃんのときには本当に1日のことだったので、
そして、7月の3連休の前日ということもあり、
ゆっくりお別れもできず。自分たちでお骨揚げをすることもできず、
ごめんね、ごめんね・・・と後悔の気持ちばかりで。
最後に私と母の目の前で息を引き取った作ちゃんの姿しか思い出すことができなくて。
本当に何ヶ月も立ち直ることができませんでした。

文ちゃんはきっとそのことをわかっていて、
ちょっと寂しいけど、ひとりでがんばるよって、
私たちに最後の瞬間を見せなかったように思います。
そして、お家に戻ってきてからの2日間は、
今までなかなか触らせてもらえなかったぶん、
みんなで思いっきりナデナデしたり抱きしめてあげることができました。
そして、お空に送るときも、寂しくないように、お家のお花でいっぱいにして。
最後まで家族で見送ってあげることができました。

文ちゃんは一番手のかかる子でした。
最初の数年は本当に精神を病んでいて、
大げさでなく、まるで狂犬のような時期もありました。
この子をこの先ちゃんと飼い続けることができるのかと、
母と途方にくれて泣いたこともありました。
大変なことがどれだけあったかわからないのに、
今思い出されるのは、不思議と楽しかったこと、可愛い姿ばかりです。
最後の数年は本当に元気いっぱいで幸せそうで、
車に乗っておでかけするのが誰よりも大好きで。
以前は車に乗るとまた捨てられると思うのか、
悲壮感あふれる声でないていたのが信じられないくらいでした。

最初に病院に連れて行ったときは点滴が効いて、
次の日は普段通りにもどっていました。
そのときにはまだ腎臓かどうかもわからないし、
そんなに深刻なこととも思っていなくて、
ただ、以前よくあった分離不安のときの症状に似ていたので、
最近おでかけしていなかったから欲求不満なのかも?なんていって・・・
急に思い立って蓼科牧場に連れていったのです。

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ありがとうございました_a0104074_9131064.jpg


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ななちゃんと一緒に、おやつをおねだりしちゃって!
元気いっぱいにトコトコと楽しそうに歩いていました。
そして、家に戻ってきたら本当に満たされた顔をして気持ちよさそうにお昼寝して。
この日が元気だった最後の日でした。
今思うと、本当に連れて行ってあげてよかったと思います。

母のベッドの上で寝るのが大好きだった文ちゃん。
でも、そろそろ足腰にもよくないよね・・・と
丁度同じ日に、文ちゃん用に低いソファを買ってきました。

ありがとうございました_a0104074_9192446.jpg


新しい「マイベッド」にご満悦!
たった1日しか使えなかったけど、
このときの顔は本当に嬉しそうでした。


本当にあっという間に作ちゃんのところに行ってしまって、
悲しいし、寂しくて仕方がありません。
それでも、本当に思い出されるのは可愛い姿ばかりで、
心はなんだかとても穏やかです。
天国にいっても、作ちゃんがいるから寂しくないよねっていう気持ちもあるのかもしれません。
でも、最後にこんなに愛しい存在だと思わせてくれたこと、
それは文ちゃんからのプレゼントだったかな?って思います。
たくさんの楽しい想い出をありがとう。
そして、あんなにガブガブされても、
それでもやっぱり柴犬が好き!!な我が家です。
そう思わせてくれた文ちゃん、偉大でした♪
文ちゃんがつないでくれたご縁もたくさんあります。
赤煉瓦のお客様に柴犬が多いのは、文ちゃんのおかげですね。
いっぱいいっぱい・・・ありがとう!
天国では作ちゃんとけんかしないようにね・・・!

ガブリン柴だった文ちゃんを可愛がってくださった皆様、本当にありがとうございました。
そして、すべてをわかった上で本当に家族のように可愛がってくれた
歴代のスタッフの女の子たち。本当に嬉しかった。
どうもありがとう!

お友達が、天国の野原はいつもお天気で、
お花が咲いて、夜は満天の星空で最高に気持ちのいいところだよって言ってくれました。
文ちゃんは、天国のお誕生日も6月だねって。
天国では作ちゃんやたくさんのお友達が、
お誕生会と歓迎会をしてくれるよって言ってくれたお友達も。
想像したら、なんだかとっても楽しそうで、
安心して旅立たせてあげられる気がしました。

文ちゃんの13年間はきっときっと・・・幸せだったね。

by aubergeakarenga | 2011-06-16 09:32 | お知らせ


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